キーボードといっても文字をタイプするキーボードではなく、MIDIキーボード。
つまり鍵盤。
打ち込みに欲しいなぁと思い始めたので、ちょっと、どんなものがあるのか調べてみました。
ベロシティだけはタッチパネルじゃ無理なんだよねぇ。
条件はUSBバスパワーで駆動するタイプ。
打ち込み用途で考えると25鍵~37鍵あたり。
公式でiPad対応と書いてある物。
※特に明記してない限り別途アップル純正カメラコネクションキットが必要です(アップルストアで購入できます)
novationから新しいキーボードが出ましたよ。
Launchkey mini
重量: 675g
寸法:W: 325mm, L: 175mm, D: 43mm
iPadでもバスパワーで使えるんですが、どっちかっていうとこれはPCメインですね。
何と言っても付属のソフトが豪華。
Loopmastersのループやnovationのソフトシンセ、そしてAbleton Live liteが付いてくるんです。
liteって付いてますけど、iPadのどのDAWより断然高機能ですよ。
そのまま使っても十分使えますが、アップグレードのジャンプ台として、安くLive 9が買えるのもポイント高い。
キーボード単体でみても、横幅が小さくていいかも。
まあでも、やっぱり付属ソフトの魅力が大きい。
iPadでDTMに慣れたら、パソコンのDTMに移行するのに最適なキーボードだと思います。
あとiPadアプリのLaunchpadをコントロールするのにも使えますよ。
次はシンガポールのCMEのキーボード。
CME Xkey
フルサイズのキーで幅388mm奥行き135mm高さ16mm重さ600gのコンパクトキーボード。
キータッチはnanokeyと変わんないレベルだと思われます。
何がいいって、フルサイズのキーでコンパクト!
使わないときはちょっと立てかけて置いとけば、全然邪魔にならないレベル。
でも、正直なところnanokeyと、そんなに変わらなさそう。
見た目が綺麗で高級なnanokeyみたいな感じかも。
ベロシティカーブなどの設定は専用のiPadアプリから変えられるそうです。
…MacとかWindowsとかiPhoneはどうするの?
次はM-AUDIOのキーボード
M-AUDIO Keystation Mini 32
現在、品薄状態ですが、2014年版の発表があったので、もう少ししたら市場に出回ると思います。
サイズが41.8x10.5x1.98cm450g(突起部のぞく)と小型。
特に厚みが約2cmの超薄型。
2cmっていうと、だいたい親指の太さくらいです。
普通、こうゆう小型のキーボードって25鍵だったり、37鍵だったりするんですが、これは32鍵。
約2オクターブ半ですね。
Aから数えても、ぎりぎり2オクターブ分ある。
割と合理的?
キーストロークが浅く、ドラムの打ち込みにも向いているらしい。
ベロシティカーブも変えられるしね。
ノブが一つ付いていて自由にアサインできるので、オートメーションも書ける。
トランスポーズ機能も付いていて、例えばCのキーを押してAを発音させることもできる。
白鍵のみでD♭メジャースケールを引くことも可能。
黒鍵が押しにくいミニ鍵では便利かも。
その他にもベロシティを自由な数値に固定可能。
テクノ系の打ち込みに便利そうかな。
これら全てが本体のみの操作で変更可能。
つまりiPadでもiPhone(iOS7以降)でも全ての機能が使える。
他のキーボードはパソコンで専用ソフトを使わなければ変えられないものばかりなので、この1点だけでも評価できる。
詳しくはユーザーガイド参照
http://www.m-audio.jp/images/global/manuals/Keystation%20Mini%2032%20User%20Guide_JP.pdf
次はコルグのキーボード
KORG microKEY-25
サイズが395(W)x 131(D)x 53(H)mmの650g
Keystationと比べると奥行き、厚みともに増大。
幅は2cmくらい短いですが、7鍵減ってますからね。
こうゆう小型のキーボードって弾きやすさより、コンパクトな方が魅力的だと思うんですよね。
実は私、37鍵のmicroKEYを持っているんですが、ミニ鍵盤ですけど、しっかり鍵盤していますよ。
でも場所とるんだよねw
横幅もあるし、何より厚みがあるので収納スペースに困る。
私の場合、机の上はペンタブが占領していてキーボードは置きっ放しにできないんです。
それに厚みがあると、手の位置が机より上がるので弾きにくい。
机の上に置くつもりの人は厚さにも注意した方がいいですよ。
でもホイール型じゃなくてスティック型のピッチベンドはいいかも。
同じくコルグのnanokey
KORG nanoKEY2
サイズは325 (W) x 83 (D) x 16(H) mmの244g
うん、小さいけど、ちょっとチープすぎか。
Keystationと比べると、厚みが4mmしか違わない。
奥行きは2cm、幅は9cmの違い。
これも25鍵なので7鍵少ないと考えると、アレか。
でもKeystationの半額で買えるのはいいね。
紹介したKORGのMIDIコントローラー全てにAbleton Webストアの50$ディスカウントクーポンやReason Limitedのシリアルが付いているので、Ableton LiveやReasonが欲しい人はお得に買えます。
nanoKEY2とAbleton Live Introを買うのが、高性能なDAWを一番安く始められる方法かも。
次はIK Multimediaのキーボード
IK Multimedia iRig KEYS with Lightning
サイズは503(W)×120(H)×40(D)mm 660g
まあ、37鍵なので横幅があるのはしょうがないところ。
iPhoneでも使えるのがポイント。
でもiOS7で、iPhoneでもMIDIコントローラーが使えるようになったので優位性がなくなってしまった。
専用ケーブルがついているのでカメラコネクションキット無しで使えるのは、ちょっと便利。
with Lightningとついている新型はライトニングケーブルと30ピンケーブルの両方が付属しています。
iRig KeyもKeystation miniと同じように専用ソフト無しで各種設定が変えられます。
iOSで使う場合はこうゆう機能は便利ですよ。
サスティーンペダル(別売り)も使える入力端子がついています。
あと、一番大きいのがパソコン用のマルチ音源SampleTank 2 L(日本円で約8千円くらい)がついてきます。
ミドルグレードの音源なので、結構入ってますよ。
ただしSampleTank 3がもうすぐ出るらしいです。
iPad版のSampleTankに追加できるパックもバンドルされていますが、そっちは数も少ないです。
次はiRig KEYSをフルサイズにした新型
iRig KEYS PRO
サイズは590mm x 189mm x 57mmで1.59g
503mm x 120mm x 40mmで660gのiRig KEYSとくらべるとやっぱり大きく感じるけど、フルサイズにこだわる人にはよさげ。
その他の機能はiRig KEYSと同じようです。
バスパワーも同じ。
SampleTankバンドルも同じ。
次はLine6のキーボード
Line6 Mobile Keys
サイズは477 (W) x 176 (D) x 63 (H) mm、重さは不明。
25鍵だけど、ミニ鍵盤じゃないようなので、かなりでかい。
全然モバイルじゃないw
でもベースの打ち込みにはいいかもしれない。
というかヤマハに買収されちゃった…。
とりあえず、こんなものかなぁ?
他にも見付けたら随時追加します。
今のところ、私的な最有力候補はM-AUDIO Keystation Mini 32かなぁ。
全体的なバランスがいいよね。
鍵盤が32あって、ノブも一つ付いていて、細かい設定が本体のみでできる。
それでいてコンパクト(iPadで使うならこれ重要!)
文句無しじゃないですか?
その次はiRig KEYSかなぁ。
ちょっと高いけど、ケーブルや音源も考慮するとそれほど割高感は無いかも。