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2014年12月19日金曜日

Procreate 2.2で描いてみた


Procreateが2.2にバージョンアップしましたよ!
さっそく試し描きしてみました。



Procreate 2.2の主な内容は、二つ。
iPad Air 2の対応と独自のパームリジェクション機能の実装です。
このバージョンからiOS8が必須になったので「自分のiPadにはバージョンアップが来ていない」という人は、たぶんiOS7以下だと思います。

iPad Air 2は今までのiPadとは少し違うようで、前バージョンのProcreateではCPUやメモリをうまく使えていませんでしたが、しっかり対応してきましたね。
パームリジェクションは、特定のスタイラスを必要としないProcreate独自の機能で、かなり自信満々みたいですw

とりあえず、手持ちのiPad mini 2でパームリジェクションを試してみました。
例によってスタイラスはBamboo Stylusです。


クリスマスも近いということでサンタコスです。
さてさて、iPadに手のひらの側面をぺたっとくっつけて描いてみましたが…たしかに手のひらの部分は反応しません!
割と良さげ?とかなり無茶な描き方をしてみましたが、さすがに完全にペン先と手のひらを区別することは不可能で、手のひらの一部分が先に画面につくような場合は誤認識してしまうようです。

まあ、そりゃそうだわな。
区別するとしたら、センサーが近距離で複数反応したときとか、そんな感じで判別するしかないわけだし。

でもまあ、それなりに使えるので、そのまま描き進めてみました。
しかし、実際に描いてみたからこそわかる欠点が…。


下描きにペン入れをしている段階で、気づいたんですが、なーんか、ズームの反応が悪い。
ズームしようとしたら、間違えて変なところに線を引いちゃったり、消しちゃったり、そんな誤作動が頻発するんです。

あっ、これ、絶対パームリジェクションのせいだわ。

それで、パームリジェクションをオフにしようとしたら、見つからないんですよw
アプリ内から設定を変えることはできなくて、iOSの設定からパームリジェクションをオフにできます。
”Palm Support Fine Mode”と書かれた項目です。

これをオフにするとパームリジェクションが解除されます。

すると、やはり、スムーズなズームができるようになりました。


あ、はい、パームリジェクションいりません。


んー、なんですかね、やっぱりユーザーからの突き上げが多いんでしょうねぇ。
パームリジェクション。
私は昔から要らないと思っている派なので、必要性を感じないんですが、iPadでは完全なパームリジェクションは無理なんですよ。
iPadの仕様的に。
その不完全なパームリジェクションを使うくらいなら手を浮かせるなり手袋をつけるなり、そうゆう工夫をするしかないと思うんですがね。
貴重な開発リソースを使って、これでは金も時間ももったいないかなぁ。

さて、気を取り直して、続きを描いていきます。


ベースカラーをブラシで塗っていきます。
線画が描かれているレイヤーを二本指で右にスワイプすると『リファレンスレイヤー機能』という、別レイヤーを参照して別レイヤーに色を塗れるという機能が使えますが、線が閉じていないと使えないので、あまり使いませんw
線が閉じた線画って、線画として美しくないんですよね。
目に見えない途切れも線の一部なんです。

なので、ちまちま塗っていきます。


塗り終わったら、アルファロックをしてから大きいブラシでグラデーションをつけます。
ぶっちゃけグラデーションつけとけば、どんな絵でも美しくなりますよw


下塗りが終わったら、アビオクで塗っていきます。
アンビエントオクルージョンです。
意味がわからない人は過去記事を読んでください。

これだけで、それっぽくなります。


ハイライトを入れます。
でもなんかちょっとさびしい。


小物を描き入れてみました。
ちょっとゴージャス&ワイルド。


今回はあまり時間もないので、仕上げに入っちゃいます。


最後にカラーバランスを調整して、完成。

今回、Procreate 2.2で描いてみましたが、iPad Air 2じゃないとあまり恩恵がないかなぁ。
でも、iOS 8のファイル受け渡しに対応したので、iCloudやその他のクラウドアプリとも連携ができるようになりました。
これは大きいかな。
エバーノートにも送れます。
MacユーザーならiCloud DriveやAir Dropが使えるので連携の恩恵も大きいです。

あと、もう一つ大ニュースが。

iPhone用Procreate Pocketがあわせてリリースされました。
画面の大きさ的にiPhone 6 plusなら使えないこともなさそうですが…iPad miniが限界じゃないかなぁ?w
まあ、アイデアスケッチくらいならiPhoneでもできるようになりましたね!
これで「ペイントアプリといえばiPhoneでもProcreate」と言えるようになりました。
大きな一歩だと思います。
次はMacアプリをお願いしますよw












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