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2015年2月24日火曜日

Groove Machine MobileからiOS音楽アプリの問題点が見えた


FL Studioを作っているImage LineからWindows, Android, そしてiOS対応のアプリがリリースされましたよ。
さっそく使ってみましたが、あー、マルチデバイス対応だとこうなるんだと思わずにはいられなかったです。



このアプリは以前、Windows8向けにリリースされたアプリをAndroidとiOSに対応させたものです。

なので、機能的には十分こなれたものに感じました。
特にドラムサンプルを重ねるレイヤー機能があったり、シンセの波形やパラメーターが豊富にあったり、音作りの楽しさが十分味わえます。

ただ、使ってみるとiOSアプリとしてはまだまだだなぁと感じます。
特にオーディオエクスポート機能が貧弱で、iTunes経由で取り出すしかないようです。

「せめてAudio Copyくらい…」と思ったんですが、よくよく考えたらそうゆう機能はiOS独自の機能なんですよ。

WindowsやAndroidはファイル共有の制限が緩いので、簡単に他のアプリで使えます。

でもiOSは強固にサンドボックス化されていて、ファイルを共有するのが困難です(iOS8で多少緩和されましたが、それでも自由とは程遠いです)

そこで、Audio CopyやAudioBusなど”独自進化”するしか道はなかったのですが、マルチデバイス対応のアプリでは、そうゆうのはいわゆる”ガラパゴス化”でしかないなと思わずにはいられなかったですね。
特に今はWindowsが復活の兆しを見せているので、将来的にそうゆう部分が致命傷にならなければいいのですが…。

まあ、Groove Machine Mobileはリリースされたばかりなので、iOSアプリとしてはまだまだな部分がありますが、バージョンを重ねれば、そういった部分も少しずつ改善されると思います。
機能的にはキラリと光るものが随所にありましたよ。









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