音ゲーのラブライブ!スクールアイドルフェスティバルがiPad対応しましたが、iPad3では処理落ちを確認しました。
iPad2では問題なかったので、たぶんiPad miniでも大丈夫だと思われます。
この通称スクフェスは、当初思っていたより、かなりの将来性を秘めたゲームですよ。
と、いってもゲーム内容ではなく、アニメ業界全体を含めた話です。
エヴァンゲリオンがパチンコのヒットによる資金で新作が作れた、というのは有名な話ですが、それに似たビジネスモデルになるかもしれません。
つまり、今後、ソーシャルゲームがアニメとのタイアップの道を進むだろうということです。
理由は、特殊な購買層にあります。
一般にソーシャルゲーム(実際はSNSと無関係なゲームが増えていますが)と呼ばれているジャンルは、基本的にカード(ゲーム内アイテム)を有料で引かせることで収益をあげています。
ただ、そのカードに価値を見出せない人は、当然お金を払ってくれないわけです。
でも、もともと熱狂的なファンがついているアニメ作品とタイアップできれば、ファン層を取り込め、カードに価値を感じてくれやすくなるわけです。
ソーシャルゲームはユーザーの2割が売り上げの8割を占めるといわれていますが、その2割のユーザー層を獲得しやすいわけです。
さらに、カードというのは基本的にビジュアルの要素が大きいので、ビジュアル的に映えるアニメ作品とのタイアップは効果が大きいです。
実際にスクフェスを制作したKlabの株価はスクフェス発売前と比べて3倍になりました。
今後2匹目、3匹目のどじょうを狙うところが出てくるのは当然だと思います。
これはアニメ業界にとっても良い事で、ソーシャルゲームとのタイアップで資金を獲得できれば、次回作も作りやすくなるわけです。(もちろん、ラブライブは二期放映が決定しました)
それは結局、回りまわって、次回作を待ち望むアニメファンの利益にもつながるというわけです。