塗りつぶし機能が大幅に拡張されましたよ!
今回のアップデートは以下の通り。
App Storeから抜粋。
- ColorDrop!カラーを選択したら、塗りつぶしたい場所にドラッグしてドロップするだけ。実に簡単。おじいちゃんが使っていた絵筆とはまるでちがいます。
- しきい値を使った調整ColorDropを使用中、押したままにすると、指をスライドさせて塗りつぶしのしきい値が設定でき、シームレスな塗りつぶしが可能に
- リファレンスレイヤー!この機能を見れば、私たちがコミックアーティストの皆様をどれほど愛しているかわかっていただけるでしょう。2本指でインクレイヤーをスワイプすると、リファレンスとして有効になります別のレイヤーを選択すると、リファレンスに基づいて、ColorDropが選択したレイヤーに浸透するように塗りつぶします。
- カラーホイール!カラーリングを使用してもっと流れるようにカラーを選択。中央をピンチして拡大し、完璧なシェードを選択してください。
- 番号おしえて!Procreateは新しく数値によるカラー入力ができるので、いつでも望み通りのカラーをゲット。
- 進化したスウォッチ!タップ1つでカラーをスウォッチに保存。スウォッチを削除するには、ピックして捨てるだけ。
- スウォッチパレット!カスタムスウォッチパレットを作成して保存、名前を付けたら整理して並び替え。さらに、パレットを他のユーザと共有したり、他のアーティストからのパレットを読み込むこともできます。
- 多言語化!Procreateは、ドイツ語、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、トルコ語、およびアラビア語を含む14カ国語に翻訳されています。
- その他もろもろ!Procreate 2.1には数多くの細かな修正とパフォーマンスの向上が含まれています。それらはあなたの目に留まることがないかもしれませんが、すごいですよ。ハイライトをいくつかご紹介しましょう:
- すべてのスタイラスSDKをアップデート
- 新しくPencilby 53をサポート
- 新しいカラー変更フィルタ
- 写真から新規キャンバスを作成
- デザインを一新したブラシソースインターフェース
- 磨き上げられた正確なスライダーインターフェース
- カラーポップオーバーを有効にするとスポイトが起動します
- より良いスクロールのために改良されたレイヤージェスチャ
- 描き始めるとすぐにポップオーバーが終了
- 選択したブラシとレイヤーをProcreateブルーにハイライト
- 選択部分と変形ワークフローを改良
- 読み出しと書き出しシステムが再構築されてシンプルなインターフェースに
- ギャラリーのアートワークの名前付けがより洗練されました
- ポップオーバーシステムが全般に渡って再構築され信頼性が向上
- ホームワーク!iBooks StoreまたはProcreateヘルプメニューから無料のProcreateハンドブック最新版をダウンロードしてください。
以上!
まず、最初に特筆すべきことは日本語対応ですね。
リリースノートまで、しっかり日本語で書いています。
まあ、多少おかしい日本語ですけどw
これで、新規の人も購入しやすくなったと思います。
そして、注目の新機能!
別レイヤーを参照して、範囲塗りつぶしが可能になりました。
リファレンスレイヤーと命名された機能です。
要するに、線画レイヤーと色レイヤーを分けても、色レイヤーを線画から”はみ出さずに”塗りつぶせるようになりました。
ペンとベタを多用するコミックアーティスト向けの機能ですね。
それに付随して、新しいフィルタが追加されています。
Recolorと名付けられたそのフィルタは、指定した色の近似値をリアルタイムで別の色に変更できます。
まあ、あまり階調がある色には向いていないんですが、ベタ塗りの色なら簡単に最適な色に変更可能です。
その他にもパレットの複数保存が可能になったり、カラーサークルが新しくなったり、今回のバージョンアップは色にフォーカスされているようです。
私的に、一番感動したのは、カラードロップと名付けられた新しい塗りつぶしです。
カラーアイコンからドラッグ&ドロップで色を置けるその直感的な方法に鳥肌が立ちましたよ。
iOSを本当によくわかっている。
凡庸な人なら、マウス時代のように塗りつぶしメニューを用意して、それをタップさせるUIを考えるでしょうが、サベイジ・インタラクティブは新しい方法を1から作ってしまった。
これが真にクリエイティブということだと思います。
そして、それだけでは終わらないんです。
なんと、塗りつぶしがアニメーションするんです!
「そこ?」と思うなかれ!
もちろん、一瞬で塗りつぶしたって結果は同じです。
その他のペイントアプリのように。
でもね、そうじゃないんですよ。
一見無駄なアニメーションに見えますが、その無駄が使い心地にかかわってくるんです。
例えば泊まったホテルでトイレットペーパーの先が奇麗に折られているか、そうでないか、くらいの小さな違いです。
別に用を足すならそんなことどうでもいいことです。
でも、あきらかな”差”を感じるはずです。
今回のアップデートで、ますますProcreateが好きになりましたよ。