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2012年1月23日月曜日

BPM2

BPM(ビートパーミニット)について、その2
「BPMってどうやって決めんの?」
これ至極もっともな疑問だと思うんですよね。
1くらいちがったってたいした違い無いですし。
なんなんでしょうね?

BPMは1分間に規則的な拍を何回打つかという意味なので、120が121になったからといってたいした違いは感じられません。
聞いただけでBPMがわかってしまうような超人ならいざしらず、わたしのような人間にはまったくわかりません。
じゃあBPMって何よ?って考えてみました。

こうゆう時、わたしは建築家ガウディの「すでに自然という偉大な書物に書かれている」という言葉を思い出します。
自然界で規則的な拍を打つものは何でしょうか?

一番身近な答えは”心臓”だと思います。
私は自転車が趣味で、ハートレートトレーニングをしたことがあります。
胸に心拍数を測れるベルトを巻いてモニタリングしながら自転車をこぐことです。
これをするとき平常時の心拍数を計ります。
どうやって計るかというと寝て起きた直後の心拍数を計って出します。
人間の平常時の心拍数は大体60-80ぐらいだそうです。

BPMで60-80というとかなりゆっくりとしたリズムになります。

運動や興奮すると心拍数はどんどん上昇していきます。
そして最大心拍数というものがあります。
これは文字通り、心拍数の限界値なんですが、これが面白いことに年齢が上がれば上がるほど限界値が下がっていきます。
なかなか限界まで心拍数を上げて測定するのは難しいので、簡単な計算式があります。
目安は220-年齢です。
例えば30なら190が限界値として考えられるというわけです。
もちろん心臓の鍛え方次第でかわりますが。

で、運動には気持ちの良い心拍数帯があります。
有酸素運動という単語を聞いたことがあるでしょうか?
効率的に酸素を取り込みながら持続的に運動をすることです。
これはハアハアゼエゼエとした辛く厳しいトレーニングと違ってとても気持ちの良い運動になります。
このときの心拍数は最大心拍数の60%~80%になります。
たとえば、30歳の最大心拍数が190ですから
190×0.6=114
190×0.8=152
114~152の心拍数は心地良くかつ、速い心拍数になります。

これをBPMに当てはめてみるというのは面白いアイデアだとおもいます。
眠くなるぐらいゆったりとしたリズムを出すなら60~80で軽い運動状態のようなリズムを出すなら114~152。
”年齢によって変わる”ということも忘れないほうが良さそうです。