iPad mini RetinaとProcreateとBamboo Stylusでどこまで描けるかに挑戦。
今回は目を描いていきます。
人物画で一番楽しい部分ですね。
人間は本能的に目に注目するので、気合いを入れて描きます。
まずは白目の部分を描きます。
これが目の部分のマスクにもなります。
ちなみに哺乳類で白目の部分がこれだけ多く見えるのは人間だけだそうです。
白目が多く見えると、それだけ目の動きがわかりやすくなり、コミュニケーションをとるのに便利なため、こう進化したらしいです。
次に瞳を塗ります。
今回は、こんな感じに塗ってみました。
日中の絵なので瞳孔は小さめにしてあります。
その次に瞳に映り込む光を描き込みます。
うっすらと青い光が映り込んでいるのがわかりますか?
これは”空”です。
人間の目は絶えず涙で濡れているため、表面で少しだけ光を反射します。
そうすると、ちょうど凸面鏡のようになります。
コンビニの店内や山道のカーブによくある、あの丸い鏡です。
凸面鏡に映り込む像は、魚眼レンズで写真をとったような広角な像になるので、それっぽく歪ませて周辺の景色を描き込むとリアリティが増します。
今回はそんなにリアルさは必要ないので、単純化していますが、周辺の景色を描き込むと目の透明感と臨場感がでます。
ここに追加して太陽や、周辺の強く光るものを想像して描きいれます。
太陽の強い反射光はProcreateのプリセットブラシからLuminanceカテゴリのFlareブラシを使いました。
Procreateのプリセットブラシは質の高いものが多いので、役に立ちますよ。
キャラを可愛く見せたいときは、過剰なくらいキラッキラさせて派手にしましょう。
こういった”光”の表現は、色素に光を”反射”させるアナログでは難しいですが、ディスプレイが”発光”するデジタルならとても自然で簡単です。
そういったデジタルにしか出来ない部分を追求するのも面白いと思いますよ。