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2013年5月7日火曜日

iMini+iMPC=カッコイイ


Tabletopを使えば、AudiobusやAudioCopyを使わなくてもiMiniとiMPCで曲が作れますよ。
簡単な使い方も解説します。


シンセばっかり買ってもしょうがないのでiMiniはスルーしていたんですが、メモリーの少ないiPad2やiPad miniにはAudiobusよりTabletopの方が合うかなぁと思って、購入してみました。

iMiniを知らない人に説明すると、有名なシンセサイザーのMini moogの音を再現したアプリです。
Mini moogは大昔のアナログシンセなんですが、今でも根強い人気があり、最近ではNIもプラグインを出したほどです。
実はオリジナルのMini moogは大昔のシンセなので、和音が弾けません。
当時は沢山の音を同時に鳴らすシンセを作るのが難しかったからです。
iMiniは現代の技術で作られているので、和音もとうぜん出せるんですが、Tabletop内で使うiMiniは単音しかでない仕様になっています。

なぜかというとアナログシンセのエミュレートは、CPUを酷使するので、複数の音を出すのが大変なんです。
iMini単体で動かせば複数の音を出す余裕もあるんですが、Tabletopはいろんな楽器を同時に鳴らすため、重い処理がしにくいわけです。

でもまあ、単音しかでませんけど、単音には単音の良さがあるので、そんなに気にすることもありません。
そもそも実機は単音しかでなかったんですからw

というわけで、iMiniとiMPCを使って曲つくってみました。



分厚いベースが最高ですね。
気に入りました。
プリセットの音色も豊富で、誰でも簡単に素敵音色が使えますよ。
キーボードはスケール表示もできるので、リズム感さえあれば、適当に叩いてもなんとなくそれっぽくなります。


Tabletop内の構成はこんな感じにしました。
iPad2で作りましたけど、これだけでもうCPUがいっぱいいっぱいでしたw
これ以上追加するとノイズが入ります。

iMini負荷高すぎ。

1台はベースを、もう1台はノイズで効果音を鳴らしています。
効果音くらいならサンプリングしてサンプラーで鳴らせば負荷を減らせると思います。

Tabletopは使い方が独特なうえに、マニュアルも英語しかないので、ちょっと使いにくいんですが、基本さえわかれば意外といけますよ。

最初に、画面上部にある鉛筆のマークは『TABLE』にしておきます。
これは何かと言うと、オートメーションと音色の記録の設定です。
『LOOP』にするとブロックと呼ぶ小節の集まり単位で記録されます。
でも、最初からそれだといろいろ不都合が起こりやすいので、基本は全体に反映される『TABLE』の方が作りやすいです。
これがまず最初に躓きやすい部分ですねw
その横の『CLICK』ボタンは録音時にクリック音を出すボタンです。
さらに、その横のサイクルボタンがちょっと変わっていて、ONにするとブロック内をループします。
普通のDAWの感覚でONにすると混乱しますが、ソング全体をループさせたい場合はOFFにします。
ここが二番目に躓きやすい所ですw


このT-101というデバイスでソングを作ります。
A○と表示されている四角をブロックと呼びます。
ブロックには複数の小節を入れることができます。
小節数の増減は右上の『-+』ボタンです。

基本的に、左から右へシーケンスが流れるんですが、直接ブロックをタップすることで、ループをつなぐライブプレイも可能です。
その際のブロックを切り替えるタイミングは左上の4つのボタンで変えられます。
左から右へ自動で流す場合は気にしなくていいです。

小節数はあまり多すぎないほうがいいでしょう。
というのもブロック内ではトランスポートができないので、ブロックが長すぎると、確認だけでも大変になってしまいます。
4小節か8小節くらいがいいんじゃないでしょうか。


iMiniとiMPCにはピアノロールがついていて、自由にノートを編集できます。
TabletopはiPad専用アプリなので、iPhoneでも使えるDAWアプリより大分直感的な操作方法になっています。
複数のノートを選択したい場合は、範囲指定をするか、ノートをホールドしながら、別のノートを個別にタップしていくことで自由選択も可能です。

ノートを移動させたい場合は、そのままノートをドラッグできますし、ノートの長さを変えたい場合はノートをホールドしながら、もう一本の指でピンチインアウトで変えられます。
ノートをダブルタップするとメニューが表示され、削除やコピー、ベロシティの変更などができます。

どれも細かい作業になりがちなので、画面を拡大してからするといいでしょう。
慣れれば、意外と使いやすいです。

まだまだTabletop自体の完成度が低いようで、いろんなバグがあったりしますが、確実に進歩しています。
今後に期待の持てるアプリですね。







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