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2013年5月25日土曜日

Inkistがセール中


新しく発売されたペイントアプリのInkistがセール中で50%オフです。
5月30日までらしいですよ。
(いつの間にか、期間限定で無料になっていました。さすがにちょっと早すぎw170円で買ったユーザーの心象を悪くしてしまうんじゃないかなぁ)


私は買いませんでしたけど。
でも、無料になったので、一応ダウンロードしてみました。
使ってみましたが、速攻でアンインストール。
ダウンロードする価値もないアプリでした。

こういっちゃ何ですけど、Procreateを超えるアプリはProcreateだけだと思います。
そのくらいProcreateの完成度が高いんですよね。

ProcreateをiPad3で使うと、本体がかなりの高熱になることからCPUとは別のGPU(グラフィックス プロセッシング ユニット 画像処理専門の処理装置のこと)を限界まで使い切っているんだと思います。
iPad3が高熱になるのは主にGPU部分で、GPUを使わないアプリは、ほんのり暖かくなる程度なんですよ。
iOSではOpenGL ESというAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース 人間が使いやすいように整理されたプログラムのこと。自分の代わりに宿題をやってくれるロボットみたいなもの)を使っているんですが、その仕様を熟知しているのか、それともまったく別のことをしているのかまではわかりませんが、とにかく並のコーダーでは、とてもじゃないけどSilicaエンジンと同レベルのものは作れないんでしょう。
現状がそれを証明しています。

それに、ペイントアプリというのはGPUを上手く使えれば出来るというものでもないですからね。
Procreateはメモリ管理にも長けていて、どうやったらあれだけのレイヤー枚数を確保できるのか想像もつかないです。
普通の方法じゃせいぜいProcreateの半分くらいしかレイヤーが使えないんですよ。

さらに機能や見た目、使用感はまた別の話です。
画像処理には高度な数学的知識が必要になりますし、見た目や使用感はデザイナーやペインターの経験が必要不可欠です。
そうゆう開発チームとしての総合力の高さがProcreateの完成度に繋がっているんです。

そう簡単に作れるようなものでは無いんですよ。

Procreateを超えたかったら、別の次元で勝負するしかないです。
同じ機能では到底勝ち目が無いので、iPhoneアプリにするとか、ソーシャル機能を盛り込むとか、低年齢層をターゲットにするとか、ブラシに独自の質感を出すとか、Procreateのいない土俵で勝負するほうが賢明でしょう。

Inkistは真正面からProcreateと勝負しにいっているので、私には横綱と子供が相撲をとるようにしか見えないんです。

後発には後発のやりようがあると思うんですけどねー。
音楽アプリでいえばGaragebandやCubasisがあれば、それでいいってわけじゃないんですよ。
FigureやiKaossilatorみたいな面白いアプリやiTNRやMobile Music Sequencerみたいな新しい提案をしてくれるペイントアプリがもっと増えて欲しいなぁ。





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