GarageBandにはApple Loopsってもんがあるんですよ。
これを上手く使うと、初心者でも簡単にカッコいい曲が作れます。
Apple Loopsってなんぞやっていうと、要はループサンプルです。
数小節でループする音楽が入っているファイルのことです。
いや、2行では語り尽くせない歴史があるんですよ。
元をたどると1998年に発売されたWindowsアプリのACIDというループシーケンサーから始まります。
これは、ループサンプルを加工して作曲をするという今までに無かった画期的な方法で有名なアプリです。
もともと音楽的なループを加工するだけなので、音楽的な知識や演奏技術が無くとも作曲ができるということで人気がありました。
そのACIDで使われた特別なサンプルファイルフォーマットがアシッダイズというもの。
このアシッダイズファイルにはwavファイルのような波形データだけではなく、キーやテンポ情報が追加されていて、面倒な再設定なしにどんな曲にでもすぐにサンプルが使えるようになっていました。
(現在はacidizedよりrex2フォーマットの方が主流になっているようです)
さて、このACIDの人気にアップルはApple Loopsというアシッダイズファイルっぽい独自フォーマットを作ります。
なぜかというとACIDはWindows専用アプリだったので。
そして、そのApple LoopsはMacのGaragebandやLogicで使われて今にいたります。
とゆうわけでApple Loopsというのはアップルが作った、いろんな情報が追加された便利なループファイルフォーマットってことです。
市販やフリーのループ集もあるんですよ。
そして、このApple LoopsはiOSのGarageBandでも扱えるんです。
追加の方法はiTunesからファイル共有機能を使ってGarageBandの中に入れるだけ。
私はMac版のGarageBandから500円で買えるApple LoopsをiPadに入れて使ってみました。
まあ、iOSのGarageBandだとループを切り貼りするくらいしか出来ないんですが、それでもそこそこやれます。
こんな感じの曲も簡単に作れますよ。
素材があれば。
コツは、ループを拍ごとに細かく切り刻んで自分なりに再構築するだけです。
こうゆう手法はブレイクビーツって言います。
まあ、ブレイクビーツならGrageBandよりBeatMakerのほうが得意なんですけどね。
Epic Hip Hopを作りたいと思って、ストリングスの打ち込みをいろいろ試した結果「市販の音源を使って演奏するより、市販のサンプルをスライスして使った方が良いわw」という考えに至ったので、いろいろ調べてたら「そういえばGarageBandのApple Loopsがあったな」と。
LoopMastersなんかのも今後購入しようかと思っています。
ちなみに、今回オーディオファイルをアップロードしたのはMixcloudというSoundCloudの亜種です。
iPadアプリではSoundCloudが大人気ですが、いかんせんSoundCloudは無料で使えるのが2時間分だけなので、ブログで使うようなものはMixcloudに置こうかと思います。
もういっぱいなんですよね。
私は物置がわりに使っていますけど、一応MixcloudはDJミックスをメインにしているようです。
Traktorのプレイリストとかも一緒に上げられるようですよ。