ラベル

2011年8月4日木曜日

SketchBook Pro -カラーエディタ編-

カラーエディタも重要な部分です。
色は簡単に選べますが、選び方ひとつで絵の印象が変わってしまいます。




これがSketchBook Proのカラーエディタ画面です。
ブラシエディタの右に表示されています。
上部にあるカラーサークルをタップして直感的に色を選んでもいいんですが、オススメは下部にあるHSB値のスライダーを使って色を指定する方法です。

色には三つの要素があって『Hue』(ヒュー)訳:色相、『Saturation』(サチュレイション)訳:彩度、『Brightness』(ブライトネス)訳:明度の数値で指定することができます。
Hで赤や青などの色を、Sでその色の鮮やかさを、Bでその色の明るさを選ぶことができます。
例えば、渋いこげ茶を選びたいと思ったら、Hで赤いオレンジくらいを選び、Sはぐっと左よりに、Bも左よりにします。
淡い薄紫なら、Hで青紫あたりを、Sは右より、Bも右よりにします。

ちなみに『RGB』と書いてある部分をタップするとRGB値から色を選ぶことができます。
でもRGB値は複雑なので使う人は少ないですね。
何かの色のRGB値を読み取って手打ちでコピーするときくらいしか使いません。
使いませんが軽く解説しておきます。
Rはレッド、Gはグリーン、Bはブルーで、これを光の三原色といいます。
これの混ぜ具合で多彩な色を表現しています。
赤い色を出したければRの値を高く、黄色を出したければRとGの値を高くします。
彩度は各スライダーの最大値と最小値の差によって表現されます。
各スライダーの値が全て同じだと無彩色になります。
明度は三つのスライダーの平均値です。

RGBの反対にあるスポイトのアイコンをタップすると、スポイトモードになってキャンバス上の色を拾うことが出来ます。

左上にあるスワッチアイコンをタップすると『Color swatch』訳:色見本の画面になります。
最上段に表示されている現在の色からドラッグ&ドロップでカラーパレットに色を移してやることができます。
右上にある消しゴムのアイコンは透明色です。
これで塗ると、透明になります。
つまりブラシをそのまま消しゴムにすることができます。

このカラースワッチを自分好みにカスタマイズしてやれば作業効率もあがります。
ちなみに私はこんな感じにしてあります。
白と黒と透明と、あとはクールグレイを9段階、ウォームグレイを9段階、あとは適当にそのつど変えたりします。
明度の階調はワンセットあると便利ですよ。

次回はサイドパレットとリサイズパックとラジアルメニューをやります。