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2011年9月8日木曜日

スマートフォンアプリを考える

スマートフォンやタブレットのアプリで重要なのは入力の仕方だと思う。

今あるスマートフォンのアプリの大半は、まだどこかパソコンっぽい部分が残っているような気がする。
『マウスで選択してキーボードで入力』という具合に。
ゲームアプリの場合はゲーム機のコントローラーから脱却できていないのもある。

タッチパネルになったことでパソコンとはまったく違った入力方法が出来るようになったのに、やっぱりパソコンっぽい入力の仕方を採用してしまう。

それにスマートフォンはタッチ以外にも様々な入力方法が用意されている。
カメラ、マイク、GPS、ジャイロスコープ、加速度センサー、接近センサー、環境光センサー、Wi-Fi、bluetooth等々。
タッチパネルの操作は最小限にして、これらの入力方法を使ったほうが、スマートフォンらしいアプリになるような気がする。

なぜなら、これらはパソコンではやりたくても出来ないことばかりだから。

必然的に、それらを採用すればパソコンでは出来なかった体験が出来るようになる。
その「今までになかった体験」を発想の出発点にすることが重要なんだと思う。

追記:iPhone4SのSiriなんかまさにスマートホンらしいアプリだと思う。
入力がマイクで出力がスピーカー。
パソコンでは出来ない(ハードウェアが標準でないから)体験だ。