以前作ったTR-808の音色が、なーんか微妙に感じたので、本気出して作ってみました。
(10/23)クラップを追加とその他の微調整
ええ、またいじりました。
もともとマニアな性格なので、細かいことが大好きなんですよw
あと「やっぱりTR-808はカウベルだろ!?」って思ったので、カウベルも追加してみました。
それからタムも削除してスネアを作ってPCMをクラップにしました。
TR-808らしさってなんだろうって考えたら、やっぱりあの『ペスッ』っていう軽いスネアとクラップだと思うんですよね。
スネアをPCMにしちゃうとクラップが使えない。
いや、使えないことは実は無いんですが(モーション記録やリアルタイム切り替えとか)それだとめんどくさい。
じゃあ簡単そうなスネアを自作しちゃえ!って感じです。(そんな簡単じゃなかったですが)
それではさっそくレシピを。
一応タムも記載しておきます。
好みに応じて使ってください。
SYNTH 1
BassDrum
WAVE Sine (1番目)
PITCH 9
MOD DEPTH +8
MOD SPEED 31
MOD TYPE Triangle (3番目)DECHY 63
LOW BOOST 110
SYNTH 2
SnareDrum
WAVE Triangle (2番目)
PITCH 37
MOD DEPTH +55
MOD SPEED 0
MOD TYPE Noise (5番目)DECHY 32
LOW BOOST 0
Cutoff 80
Resonance 50
SYNTH 3
RimShot
WAVE Triangle(2番目)
PITCH 64
MOD DEPTH +15
MOD SPEED 84
MOD TYPE Square (2番目)DECHY 16
LOW BOOST 0
SYNTH 4
CowBell
WAVE Triangle (2番目)
PITCH 65
MOD DEPTH +12
MOD SPEED 101
MOD TYPE Square (2番目)DECHY 50
LOW BOOST 0
HHCLOSED
PCM 1番目の音色
PITCH 64
MOD DEPTH 0
DECHY 30
LOWBOOST 0
HHOPEN
PCM 2番目の音色
PITCH 64
MOD DEPTH 0
DECHY 127
LOWBOOST 0
CYMBAL
PCM 2番目の音色
PITCH 64
MOD DEPTH 0
DECHY 127
LOWBOOST 0
CLAP
PCM 1番目の音色
PITCH 66
MOD DEPTH +15
MOD SPEED 100
DECHY 127
LOWBOOST 32
値を入力するときは左上の液晶表示部分を見ながらノブを回してください。
+-1の微調整をしたいときはノブを上下にフリックしてやると出来ますよ。
では、各楽器の解説を。
まず、バスドラ。
これスペクトラムみたら全然ちがいました。
ずばり、ローパスフィルターはかかってません!
さらに、微妙に揺れています!!
おい、前と全然違うなw
というわけでシンプルなサイン波に三角波のLFOを付け加えました。
そしたら、かなりそっくりな感じになりましたよ。
次にスネア。
単純な『ペスッ』から判断してノイズなのはすぐわかるんですが、あの軽い音になかなかならない。
フィルターでレゾナンスをいじってなんとか近づけました。
このくらい似てれば十分PCMの代わりになるでしょう。
次にリムショット。
あんまり前回と変わっていません。
サイン波から三角波に変えたくらい?
そして目玉のカウベル。
似てるけど、なんか違うって感じです。
『パァン』と『カッ』っていう音が合わさって結構鋭いアタックがあるんですよね。
ノイズをやめて矩形波のLFOをかけてみました。
こっちのほうが金属っぽくていいかも?
PCMの方はクラップ以外だいたいそのまんまです。
クローズドの音色が違っていたのと、スネアのピッチを上げたくらいです。
ただ、オープンの音が全然違うんですよね。
実機の方はクローズドにディレイがかかってるような感じなんですよ。
クラップは低域になにやらもやもやとしたものがあったので軽くブーストさせました。
実機の方が軽く抜ける音がしますね。
(スネアとカウベルが変更前の音です)
たいぶ808らしくなったんじゃないですか?
これなら十分使えそうです。
iELECTRIBEはTR-808のシンプルな音の方が相性良さそうです。
真空管アンプでオーバードライブさせると良い感じにゆがみますよ。