ラベル

2011年7月7日木曜日

基本はリズム!

紆余曲折のすえ「音楽の基本はリズム」という結論に至ったわけですが、本当にそうなのかちょっと不安なところもあります。
そうゆうときは原点に返って考えてみるのが一番早いです。


私の原点は絵です。
絵の基本は単色画のドローイングですが、これ、まだ分解できます。
もっと原始的なものは白い紙に黒い点を一つ打ったものだと言えると思います。

音楽で考えるなら静かな状態で音をポンと鳴らしたものと同じじゃないでしょうか?

絵の「点」は連続することで「線」に、集まることで「面」になります。
点描や印刷物、画面のドットを考えればわかりやすいです。

ということは音楽も、単純な音を連続させたり集めたりすることで「形」を描写することが可能なのではないでしょうか?

そこで思い出したのがNHK高校講座数学基礎。
これでリズムの話を見たことがありました。
たしか過去の放送も見られると思ってNHKのページを見ましたが、二年前の放送は消えてました。
しょうがないのでグーグルでいろいろ検索してみたら、断片的に内容を書き留めてくれたブログがありました。

その話はたしか、ボサノバとルンバとスークースという音楽のリズムの違いを数学的に解説していたと思います。
こんな感じに。
ボサノ ●・・●・・●・・・●・・●・・
ルンバ ●・・●・・●・・・●・●・・・
スーク ●・・●・・●・・・●●・・・・
これだとわかりにくいのでFL Studioで打ち込んでみました。
こうゆうときステップシーケンサーのFL Studioは簡単でいいね。

1小節を8つに区切って2小節ならべた長さで繰り返しています。
そこにアクセントをどこに置くかで印象がガラッとかわるよという話だったと思います。
2小節目が少し違うのがわかるでしょうか?
アクセントの位置が左に一個づつずれています。

これを打ち込んでいるときに思ったのですが、チューリップでも使った8ビートに似てるかも?
ためしにこんな感じにシンプルにできるのかなと打ち込んでみました。
チチチチというハイハットで1小節を8つに区切っています。
ちなみに8ビートというのは和製英語らしくて英語では8th note rhythmというらしいです。
わかりやすく和訳すると8分音符リズムです。
よーするに1小節を8分音符で区切ってるよってことですね。
このハイハットのことです。
ということはボサノバやルンバも8th note rhythmってことなんでしょうか?

話を戻しますが、チチチチというハイハットにタというスネアドラムのアクセントをつけてみると、チチタチ、チチタチというシンプルなリズムになるわけです。
これが音楽の「形」ではないでしょうか?

ドラムの話をしましたが、ドラムかどうかはリズムと関係ないと思います。
手拍子でも声でも何でもいいと思います。
そもそも西洋音楽にはドラムでリズムを刻む発想が無かったといいます。
ドラムのビートはアフリカ音楽が元になっていて、その昔、アメリカに奴隷としてつれて来られた黒人の音楽が西洋音楽と融合したものです。
ちなみにこの知識はNHKの音楽番組スコラで知りました。
NHKすごいぜ。

ということは、リズム≠ドラムというわけで、メロディのリズムもその一つなんだろうなと思います。
現在の音楽はドラムのリズムやメロディのリズムやベースのリズムなどいろんなリズムの集まりなんじゃないでしょうか?

話があっちこっちいって取り留めの無い話になりましたが「音楽の基本はリズム」と言ってもいいような気がします。