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2013年11月26日火曜日

Procreate2.0にアップデートするな!


Procreate2.0が来ましたが、アップデートしちゃダメ!絶対!



対象はiPad 2と(たぶん)旧iPad miniです。
(あとiPad airでも不具合報告があるようです。64bit対応が上手くいってなさそう)

ブラウザやツールまわりが重いので、この2機種ではかなりイライラ度が増えます。
描画時は一見問題なさそうに見えるんですが、たまに数秒間止まってしまう現象を確認しました。

たぶんメモリ不足だと思われます。

iPad 3では、多少待たされますが、我慢出来る範囲内でした。
それ以降の機種なら問題ないと思われます。

もし旧機種でアップデートしちゃった場合は、落ち着いて画像データ&ブラシデータをiTunes経由でバックアップしてからアプリを削除して、App StoreでiCloudからダウンロードすれば旧バージョンが使えます。
iCloudのProcreateが2.0になっていたら、ダメかも?
あと自動アップデートも切っておかないといけないです(先に自動アップデートを切ってからProcreateをダウンロードしてください)

さて、旧機種では、ちょっとアレな2.0ですが、最新機種なら新機能の恩恵にあずかれますよ。


まず、Filter(エフェクト)が追加されました。
Filterって言葉がちょっと腑に落ちないですけど、メジャーなPhotoshopがカメラ用語でFilterって使っちゃったもんだから、そのせいでペイント系のエフェクトはFilterって呼ぶんですよ。
元々はレンズフィルターのことです。

豆知識は置いといて、かなり便利なエフェクトが追加されましたよ。

Opacity(不透明度変更)
これはレイヤーの不透明度を変更するのと一緒ですけど、フィルターはすべて範囲指定ができるようになっているので、使い道が増えました。

Gaussian Blur(ぼかし)
待望のぼかしが追加されましたよ!
遠近感の表現なんかに使えます。

Shapen(シャープ)
こっちは、ちょっと使い道が思いつかないw
レタッチには使うかもしれないけど絵を描くときは使わないなぁ。
「ぼかし入れたからシャープもいれとこ」って感じかも?

Noise(ノイズ)
これは、カラーノイズを入れるエフェクトです。
カラーノイズなんでちょっと使いにくいですが、後述の色調補正でモノクロにしたらテクスチャに使えますよ。

この下からは色調補正のエフェクトです。

Hue, Saturation, Brightness(色相、彩度、明度)
個人的にはこれが一番嬉しい。
色を塗った後から、色相、彩度、明度を変更する事が可能になりました。
今まではPhotoshop Touchとやりとりしたりして面倒でしたけど、Procreate単体で出来るようになりました。

Color Balance(カラーバランス)
これは、明度を三段階に分けて、それぞれを個別に変更できるエフェクトです。
これも今まではLuminanceを使っていましたが、Procreate単体で出来るようになりました。

Curves(トーンカーブ)
これは、全階調を細かくいじれるエフェクトです。
コントラストの変更などに使えますよ。

全体的に、Photoshopを意識したチョイスですね。

それと、一部日本語表記に対応しました。
よくある機械翻訳そのままではなく、割とちゃんとした日本語になっていましたよ。
App Storeの表記は英語のままだったので、たぶん翻訳を外注したんじゃないかなぁ。
細かい部分は日本語になっていなかったりするので、日本語のできるスタッフはいなさそう。
でも、ブラシカスタマイズの部分も日本語になっていたので、よりわかりやすくなったんじゃないでしょうか。

あと、フラットデザインは…ちょっと違和感ありますねw
違和感だけならそのうち慣れると思いますが、ブラシサイズのスライダーのコントラストが低くて見にくいw
これだけ改善してほしいなぁ。

Appleが「フラットデザインカッコいいぜ」って言い出したもんですから、猫も杓子もフラットデザインになりつつありますけど、デザイナーの経験値がリセットされたようなもんですから、デザイナー自身が慣れるまでいろいろ不便な事もあるでしょうね。

ちょっと問題もある2.0ですが、順当な進化をしてますよ。

あれ?500円から600円になってるかな?
まあ、1000円でもおかしくないアプリですから600円でも十分安いですよ。




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