iPad mini RetinaとProcreateとBamboo Stylusでどこまで描けるかに挑戦。
じゃあ、ちゃちゃっと髪塗っちゃいましょうか。
まず、いつものように下塗り&マスキング。
この子はツヤツヤキューティクルな髪にすることにしました。
まず、1段階目の薄いハイライトを入れます。
こんな感じ。
次に2段階目の強いハイライトを入れます。
こんな感じ。
薄い色の髪の毛というのは、筒状の髪の毛の表面で強く光を反射して、残りの光は髪の毛内部を透過して背面でさらに反射します。
さっきの1段階目の弱い反射が髪の毛の背面反射、2段階目の強い反射が表面反射です。
表面反射は光が乱反射しにくいので細い帯状に、背面反射は内部で乱反射するため幅の広い帯状になります。
このツヤが現れるのは光の入射角と反射角が釣り合った髪の凸部分と凹部分です。
そして凸部分に現れる背面反射は表面反射より上側に、凹部分に現れる背面反射は表面反射より下側に伸びます。
これは光が髪内部を通るときに屈折するからです。
ちょっと小難しい話ですけど、絵を描くというのは物理法則を知ることでもあるので、学校の物理の授業は真面目に聞いといた方が良いですよw
何かと役に立ちます。
後は、影を描きいれておしまい。
この時点でも下塗りの部分の色をフィルターで変化させれば、自由に髪の色が変更可能です。
光と影のレイヤーを別けておくと、後から自由に色を変更にできるという利点があるんですよ。
これで、メインの子は一通り塗り終わったので、他の子も同じように塗っていきます。
後ろの子は水で濡れた質感にしたかったので、光の反射を多めに。
これに身体の表面を流れる水滴を描きいれると、それっぽくなると思います。
それはまた次回に。