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2014年6月16日月曜日

Procreate 2.0 メイキング9


iPad mini RetinaとProcreateとBamboo Stylusでどこまで描けるかに挑戦。



さて、細マッチョを描いていきましょうか。

これが、もう難しいのなんのってw
数回描きなおして、ようやくそれらしい形になったので、やっと先に進めます。


何が難しいって「男がカッコいい」と感じる筋肉の付き方と「女が惚れる」筋肉の付き方は全然違うってことです。

具体的にいうと”筋肉をボコボコに盛り上げない”ことが重要。
男性は力強い筋肉に憧れますが、女性は筋肉より”痩せている”ことを重視する人が多いです。
でも、ここで注意しないといけないのが”痩せ過ぎ”てもダメということ。
なぜかっていうと”筋肉は鍛えるより痩せる方が目立つ”んです。

一般の人が想像するマッチョというとボディビルダーだと思うんですが、あれは"痩せ過ぎ"なんです。
「あんなに太いのに痩せてるの?」と思いがちですが、体脂肪率でいうとあれは一桁台なんです。
女性がセクシーと感じるのは体脂肪率11%〜12%くらいがちょうどいい感じだと思われます。
筋肉の上にうっすらと脂肪が乗っていて、筋肉が目立ちすぎないイメージ。
このへんのさじ加減は男には難しいですねw
女性の気持ちになって描きましょうw


ここは、いつも通り。


影を付けるのは最小限に。
腹筋はつい横線を入れたくなるんですが、縦線だけでスッキリさせたほうが”キレイ”です。
”痩せ過ぎ”ないように。
胸板も厚すぎないようにします。
男はどうしても”強そうな胸板”に憧れてしまうんですが、女性が惹かれるのは、胸板というより肩まで含めた"大きさ"だと思います。
具体的に言うと胸の大胸筋と肩の僧帽筋と三角筋を含めたトータルなシルエットが重要です。


適度に反射光を入れます。
プールサイドというのは照り返しが特徴的なので、ここをしっかり描いてやるとそれっぽくなります。


最終的にはこんな感じに多少ぼかしを入れる予定です。

これで、大体折り返し地点を過ぎたくらいですかね。
次は遠景に手を入れていくつもりです。

さて、ここまで来るまでに”レイヤーが足らない”という大問題が発生しました。
レティナサイズのキャンバスだと最大28枚までしか使えないので、節約してきたんですが、それでも足りなかったです。
かといって、レイヤーを統合してしまうと、後々の処理で苦労するので出来るだけ統合はしたくない。

そこで考えたのが、ファイルの分割です。


上の画像は実はこんな感じのレイヤー構造になっています。
このレイヤーごとにレイヤー統合前の別ファイルを作ってあるんです。
そちらで作業した後に、コピペでまとめ用のファイルにまとめれば、実質無限のレイヤーが使えるというわけです。
今回はキャラごとに分けたので4つのファイルがあります。
つまり4X28で実質最大112枚のレイヤーが使える事になります。

コピペの仕方は割と簡単。


分割したファイルを開いて、余計なレイヤーを非表示にしたのち『キャンバスをクリップボードにコピー』を選択。


その後、統合後のファイルを開いて『クリップボードからペースト』を選択すれば、1枚のレイヤーとしてインポートされます。

ただ、あまり細かくファイルを分割してしまうと、コピペもめんどくさくなるので、普通は二つくらいが理想的かと思います。
今回はトコトン描き込むのが目的なので4つに分けました。

この”ファイルをレイヤーにする機能”はPhotoshopにあるんですが、Procreateにも実装してほしいですね。
ファイル間の移動に時間はかかりますけど、iPadのメモリ制限を回避出来るんじゃないでしょうか。
将来的にもiPadのメモリはそう簡単に増えそうにないですからね。








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