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2011年8月14日日曜日

iELECTRIBE

KORG iELECTRIBE - KORG INC.
バンブースタイラスのゴムが買えないのでしばらく音楽記事メインで行こうかと思います。

今回紹介するのはKORGのiELECTRIBE
実はこれずっと前に買ってあったんです。
iPad2が届く前にw

その時点では、どんなアプリなのかよくわからなかったけど、KORGのブランドだけで買いました。
その時、ちょうどセール中だったんですよ。
iPad2が届く頃にはセールが終わってしまう。
なので急いでアカウント作ってアプリだけ購入したというわけです。
そのくらいKORGは信頼してます。

私の初めてのKORG製品はカオシレーターでした。
ちょうどカオシレーターが発売された頃、コンテンツのBGMを自前で作れないものかなぁと思っていて、なんか面白そうなカオシレーターを買ってみたというわけです。
まあ、結果からいうとカオシレーターはリアルタイム入力が必要で音楽知識も演奏技術も無かった私には、ただの高価なオモチャになってしまったんですけどw
でも、カオシレーターは確実に私の音楽への興味の扉を開いてくれたわけです。

で、iELECTRIBEは、なんかカオシレーターみたいな音が出せて、しかもステップシーケンサーで演奏技術無しでも曲が作れるみたい!
そんなわけで即購入しました。
前フリがちょっと長かったですね。


これがiELECTRIBEの画面です。
…つまみやらボタンだらけで素人が見たら拒絶反応が出そうですが、これでもまだ簡略化されてるほうなんですw
で、このアプリはどんなアプリかというと「シンセサイザーっていう電子音を自分で作れて、その音を使って、主にダンス系音楽を作ることが出来るアプリ」です。
ですから、ポップスとかを打ち込みたいと思ってもちょっと難しいです(頑張れば出来ないこともないんでしょうけど…まず無理です)
もともと、ELECTRIBE Rっていうハードウェアがあったらしいです。
何万円もします。
それがiPadアプリでたったの1700円で買えちゃうんです。
お得というかなんというか、ものすごいことなんです。
まあ、機能も絞り込んであるので現行機種のお試し版みたいな感じがしないこともないんですが。
それでもちゃんとした曲が作れます。

さて、実際に曲を作りたいと思っても、まったくの素人にはちょっと難しい。
ほんのちょっと音楽知識が必要になります。
でも、ほんのちょっとだけで私にも作れました。

まず、ELECTRIBEで作る曲というのはクラブで聴けるような曲なわけです。
…すいません、クラブいったことないですw
で、どんなジャンルかというと、ハウスとかテクノとかヒップホップとかドラムンベースとかダブステップとかが作れます。
基本はハウスっぽいので、とりあえずハウスの作り方からやってみましょう。
ハウスっていうジャンルを知らなくても、どっかで聞いたことあると思います。
「ドチードチードチードチー♪」と声に出してみてください。
なんかビートっぽくなりますよね。
これがいわゆる四つ打ちっていうハウスの特徴になります。

実際に作ってみましょう。
まず、オレンジ色の液晶部分をタップします。
そうすると、こんなブラウズ画面が出てきますので、下にスクロールさせて01:Initって書いてあるファイルをタップします。
すると、「ドンドンドンドン♪」と太鼓の音が鳴ってます。
これはバスドラムの音です。通称キックです。
緑色したボタンのところが楽器パートを選ぶところで"SYNTH1"と書いてあるところにキックの音が入っています。
画面右上のつまみを回すことによって音を変化させることができますが、とりあえず後回し。
一番下に1から16までの番号がふってあるボタンがありますが、これがノート、つまり音符の部分です。
16個で1小節なのでボタン一個が16分音符というわけです。
よくみると、ボタンの上に白いラインが引いてありますよね。
1-4、5-8、6-12、13-16の四つで区切られてます。
この一区切りを拍といいます。
キックの音は拍の最初のボタンにセットされています。
赤くなっているところです。
四つ赤くなってますよね。
これが四つ打ちといわれる所以です。

次に「ドチー」のチーの部分を打ち込みます。
楽器パートの部分の"HH OPEN"(ハイハットオープン)と書かれたボタンをタップしてください。
選んだだけではまだ何も打ち込まれていない状態です。
こんな風に3番、7番、11番、15番のところをタップして赤くしてください。
これで再生してみましょう。
ドチードチードチードチー♪になったでしょうか?
ちょっとハイハットの音が大きいので小さくします。
右端真ん中にある"LEVEL"つまみを真上を指すあたりにします。
良い感じになりました。

これがハウスの基本です。

あとは自分の思うままに音を乗せていけばなんとなくそれっぽくなってしまうわけです。
いや、本当にw

詳しい音の作り方はまた後日解説したいと思います。

私が、ちょちょいと作ったハウスがこれです。(FLASHなのでiOSの場合はリンクからサウンドクラウドへ飛んでください)
House BPM128 by Tackey_Japan
2小節分しかないので短いですが。
なんとなくそれっぽいでしょ?

ちなみにiELECTRIBEは4小節までのパターンしか作れません。
じゃあ長い曲は無理なのか…と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
PATTERN SET機能で4小節のパターンを「手動」で切り替えて長い曲にすることができます。
普通、ソング機能と呼ばれる、パターンを組み合わせて自動演奏させる機能があるらしいんですが、iELECTRIBEはあえてソング機能をいれずに手動で切り替えるパターンセットを入れたんだと思います。
たぶん演奏する感覚を楽しんで欲しいと思ったのではないでしょうか?
半自動で切り替えてくれるので、初心者でも簡単に演奏できますよ。

あと、iELECTRIBEはエクスポートもいろいろサポートしていて、WAVファイルをSoundCloudというクラウドサービスにアップロードしたり、ドロップボックスにも対応しています。
オーディオコピーにも対応しているので、ガレージバンドに直接ペーストしたりもできます。
こうゆう細部まで手を抜かないのが流石。

こうゆうドラムビートを実際に演奏しようとしたら、そりゃあ大変な練習が必要なんですが、ステップシーケンサーならボタンを押すだけで、正確なビートを刻んでくれる、とっても便利なものなんです。
さらにステップシーケンサーとマルチタッチのiPadはとっても相性がいいんです。

まさにKORGらしいアプリだと言えると思います。
iPadで何か音楽始めてみたいという人に超オススメ!

KORG iELECTRIBE - KORG INC.
KORG iELECTRIBE - KORG INC.