ラベル

2012年4月7日土曜日

ReBirth for iPad チュートリアルpattern_5


いよいよ前回までで作ったパターンを組み立てます。

さっそくといきたいところですが、曲の終わりのパターンを組んでおきます。


パターン4に、キックとクラッシュシンバルを同時にジャーンと鳴らすパターンを作ります。
両方を1のところに打ち込んでください。

それが終わったらパターン8に無音パターンを作ります。
何も鳴らないパターンです。
曲が終わった後、無音にするためのものです。

さて、これでAグループのパターンが1から8まで全部埋まりました。
パターンはAグループからDグループまで4つあります。
最初ですから1グループだけでも十分ですけど、慣れたら2グループ3グループと増やしていけばいいと思います。

では、ソングを組み立てましょう。


画面上部にある、PATTERNとSONG MODEのスイッチをタップしてSONG MODEにします。
パターンを作るときはPATTERN。
パターンを並べてソングを作るときはSONG MODEと覚えてください。

その後、画面右側のPATTN BANKSをタップします。
すると、画面が変わります。


この画面にしなくてもソングは組めますが、この画面の方が見やすくて便利です。

まず、画面上部のBARと書かれているところを見てください。
BARというのは小節のことで現在の小節番号を表示しています。
何もいじっていなければ1と表示されているはずですから、現在は1小節目だということです。

さて、ここが重要なんですが、ReBirthは今時のDAWのようにタイムラインを表示してくれません。
ですから、グラフィカルに簡単編集!なんてことは出来ません!
出来ないものはしょうがないので、人間の方で頑張ってください。

というわけで、適当な紙にメモするなり、テキストエディタに記録するなりして、曲の展開を考えます。
これを怠ると「あの部分だけ修正したいけど、どこだっけ…」ってことになるので慣れない内は、めんどくさがらずにメモしたほうがいいです。

まず「ド、ド、ド、ド」のパターン1を1~7小節まで繰り返して、8小節にフィルのパターン5を入れましょうか。
特に決まったルールは無いのですが、2、4、8、12、16小節のどれかで一まとめに考えるといいです。
クラブミュージックはテンポが速い上に展開が速過ぎるとノリにくいので、ここでは8小節で一まとめにします。

というわけで、まずは1~8小節のソングを組みます。

ReBirthには二種類のレコーディング方法があって、一つはリアルタイムにパターンを選択していく「リアルタイムレコーディング」もう一つは、手動でBARを変更してパターンを選択する「ステップレコーディング」があります。

とりあえず、ここでは、じっくりとソングが組めるステップレコーディングを説明します。

BARが1なのを確認してから、その左にある赤い●の録音ボタンをタップします。
すると、光ってレコーディング状態になります。

その状態で下に表示されているTR-909のパターンの行の「A1」と書かれたボタンをタップしてください。
グループAのパターン1という意味です。
というか、デフォルトでA1が緑色に光っていると思うので、別にタップしなくても大丈夫なんですが。

これで、BAR1にパターンA1がセットされたことになります。
これを繰り返してソングを作るわけです。

では、次にBAR表示のところにある+ボタンをタップしてBAR2に進みます。
-をタップすれば戻ることが出来ますよ。

ここでも、デフォルトでA1がセットされていると思うので、何もしなくていいです。

では、いっきにBAR8まで飛びましょう。
ここで、A5をタップして緑色に光らせます。

これでBAR1~7までA1に。
BAR8がA5になりました。

この調子で、どんどん組んでいきましょう!

次はBAR9~15をA2に、BAR16をA6にします。
これで、キックのあとにハイハットが入るソングが出来ました。

次にBAR17~23をA3、BAR24をA7にします。
これでスネアが入りました。

次にBAR25~BAR31をA1、BAR32をA5にします。
またキックだけになりました。
こんな風に今まで鳴っていた音を急に止めてしまうことをブレイクと言います。
緩急をつけるのと同時に、次回組むベースラインを目立たせるためです。
無音でもいいと思いますけど、今回はキックだけ鳴らします。

次にBAR33~40をA3にします。
ここから、終わりに向けて徐々にテンションを下げていくのでフィルは入れませんでした。

次にBAR41~48をA2にします。

次にBAR49~56をA1にします。

そして最後のBAR57に先ほど組んだA4をセットします。
これで「ド、ド、ド、ド、ジャーン」って感じに終わります。

さて、この後のBAR58以降は今のところ使わないのですが、マニュアルによると何小節か無音パターンを入れたほうがいいよと書いてあるので、4小節くらいA8をセットしてあげてください。

これで、一応ソングが組みあがりました。
おつかれさまでした。
ReBirthで一番大変なのが、このソングを組んでいくことなんですよねぇ。
タイムライン表示のありがたみがよくわかります。

では、録音ボタンをタップして消灯させてください。
曲が止まっている状態でストップボタンをタップすれば、曲の先頭のBAR1に戻ります。
戻してから再生ボタンをタップして、打ち込んだ曲を聞いてみてください。

間違えずにセットできたらこんな風に聞こえるはずです。
http://twitsound.jp/musics/1032

1分37秒の長さですね。
展開のパターンが少ないので、こんなものでしょう。
慣れてきたら、どんどん長くしていきましょう。

(一応、間違いがないか確かめましたが、もしどこか間違えていたら臨機応変に対応してください)

さて、ドラムトラックが出来たので、次回はTB-303をいじってベースラインを作りましょうか。