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2013年10月31日木曜日

iPad Airでアーティストになろう!

iPad Airが初めてのiPadになる人も結構いるんじゃないでしょうか?
Webを見たり、動画をみたり、本を読んだり、いろいろなことに使おうと考えているはず。
でも、iPadの魅力はそれだけじゃないんですよ。
クリエイティブなことだって十分できるんです。
しかも、パソコンよりずっと初心者に優しく!


iPadは『究極の入門機』と言っても過言ではありません。
今まで、まったくクリエイティブなことをしたことが無くても、iPadを手にした今日から誰でもアーティストになれます(本当に!)

重要なのは『才能』とか『センス』といったボヤけた言葉ではなく、『やるか、やらないか』です。

iPad for ARTでは、絵と音楽、主にキャラ絵(あんまり萌えではないかも)とテクノ(ポップじゃないです)を扱っています。
音楽に関しては、iPadを買ってから始めたので、みなさんと同じです。

絵に関しては、それなりに知識も経験もあるので、これからアーティストになる皆さんの役に立つ知識をお教しえしましょう。

iPadで絵を描きたいと思ったら、いくつか用意するものがあります。
まず、何はともあれアプリですね。
私が主に使っているのはProcreateというアプリです。
これ一つあれば、大抵のことは可能です。
それでいて、一番速い。
一見すると複雑な機能がいっぱいで、初心者向けではなさそうに見えますが、基本的な機能だけを使えば、初心者にも使いやすいはずです。
人物画、風景画、静物画、油彩から水彩、鉛筆、エアブラシまで、なんでもこなせます。



次に用意するのはペンです。
iPadではスタイラスといったりします。
(英語でPenはインクを使うものを指し、インクを使わないペンはStylusと呼びます)
これは、いろんな種類がある上に、毎年何本もの新型が出ます。
その中で、私が使っているのはペン先がゴムのWacom Bamboo Stylusです。
もうかれこれ2年以上使っています。
他の最新スタイラスはきっと半年後には、より良いものがでるでしょう。
それだけ発展途上なんです。
でも、これは今でも現役で売られています(名前は変わりましたが)
バッテリーのいらないゴムタイプでは、もう完成型でしょう。

なにより安いですよ。
機能が成熟してから高いものを買っても遅くありません。
ちなみに、iPadで絵を描くときは液晶保護シートはつけない方が良いです。
感度が下がるので。
大丈夫、2年使っている私のiPad2にはガラスに傷一つないですよ。



ただ、どんなスタイラスを使っても、避けて通れない事がiPadにはあります。
それは『画面に手をつけて描く事ができない』んです。
パームリジェクション(手を付けても反応しない機能)を謳っているスタイラスもありますが、どれも完全なものではありません。
そして、完全でないなら、あっても無くても同じなのです。
むしろ、気づかないうちに画面に点がつく方がよっぽど困ります。

じゃあ、どうするかというと、解決方法は二つあります。

一つは『手の下に分厚い布を敷く』です。
iPadは体の静電気を感知するので、電気を通さないもので遮断してやろうという、とても原始的で一番確実な方法です。

もう一つは『手を画面から浮かして描く』です。
わかりやすく言うと書道のように描くわけです。
普通の人が絵を描こうとすると、慣れ親しんだ『文字を書くときの持ち方』をすることがほとんどです。
でも、それは文字やノートの端っこに描く絵のような小さなものを描くときには適していますが、iPadサイズの絵を描く場合には、あまり便利ではありません。
逆にのびのびと描けずに足かせになりやすいです。
そこで『絵を描くときの持ち方』を覚えれば、自然と画面にも手をつけずに、より美しく描く事ができるようになりますよ。
良い機会ですから、習得をおすすめします。
せっかく新しい事にチャレンジするんですから。

コツは、割と単純です。
指と手首を固定して、肩でペンを動かせば良いんです。
(ちなみに下の図はProcreateとBamboo Stylusで描きました)
『絵はタテ線とヨコ線が描ければ描ける』んです。
二次元ですから。
斜めや曲線はこの二つの複合技にすぎません。
なので、まずはタテ線とヨコ線を反復練習しましょう。

タテ線を描くときは肩を支点に上腕を前後に動かします。
ヨコ線を描くときは肩を支点に上腕を左右に動かします。
肘は肩に合わせて自然に動かす程度で大丈夫です。

そのとき、スタイラスの持ち方も気をつけましょう。
普段鉛筆を持つようにペン先に近い部分を持たずに、図のようにペン先から4、5cm離れたところを持ってください。
こうすると、画面も見やすくなって、より描きやすくなります。
さらに筆圧がかけにくいため手が疲れにくいという利点もあります。
この描き方は、ペン先に、ある程度の摩擦抵抗があった方がやりやすいので、先端がゴムのスタイラスが向いていると思います。

コツは以上です。
言うのは簡単ですが、実際に慣れるまで多少時間がかかると思います。
そうですね、だいたい一ヶ月くらい練習すれば習得できるんじゃないでしょうか。
最初はへなへなの線しか描けないと思います(私もそうでした)
でも焦らずじっくりやれば、必ず上達しますから、まずは『やってみる』ことが大事ですよ。

そしたらきっと、これからの人生もちょっぴり変わるはずです。


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