まあ、それほど驚くニュースではないですが、非常に大きなニュースです。
業界最大手というか、唯一の勝者とも言えるワコムがSamsungの子会社Samsung Electronics 社及びSamsung Asia 社と資本業務提携をすることをIR情報で発表しました。
これでワコムは資金を調達でき、サムスンは優先的に新型ペンデバイスの調達ができるようになります。
この提携自体は、とても自然だと思います。
ワコムもPC向けペンタブレット事業だけでなくスマホ、タブレット向けに自社の電子ペン技術を活用するべきだと考えたのでしょう。
サムスンもギャラクシーノートの人気が限定的なものではなく、iPhoneを超えられる唯一の存在だと気づいたようです。
今後サムスンから出てくるであろう、大型スマートフォン「ファブレット」とタブレットは未来を変えるものになるかもしれません。
アップルは人類が何世紀にもわたって使い続けてきたペンというデバイスを軽視しすぎのような気がします。
小さなスマートフォンにはペンが必要なかったかもしれませんが、画面が大きくなればなるほど、人はそこに文字や絵を書きたいと本能的に思うものです。
もっとも、現在のアップルはジョブズがいた頃より多少柔軟になったので、絶対作らないと言っていた7インチタブレットを作ったように、ペン対応のiPadも作るかもしれません。
それにはサムスンとワコムの新製品が世界的に大成功を収める必要があるでしょう。
今後の動きに注目です。