2012年9月3日月曜日
Minimoog V originalの使い方
以前書いたMinimoog V original、ダウンロードできました?
私は朝方ダウンロードできたので、なんとかダウンロードできましたけど、午後以降はフェイスブックからのダウンロードのみになってたらしいですね。
まあ、なんとかダウンロードできたとしても、使い方がわからなきゃ意味が無いわけでw
いろいろネットを調べてみたら、ちょうど良い動画がありました。
シンセ界では有名な氏家克典さんが実機のminimoogの使い方を解説している動画です。
使っているのは実機ですけど、Minimoog V originalのインターフェイスはそっくりなので、そのまま応用がききます。
基本は普通のアナログシンセサイザーと同じで、オシレーター(波形の発信器)でサイン波とか矩形波とかを出して基本の音の形を決めます。
そのあとフィルターを使って高い音から削ったり、削った部分を新たに盛り上げたりして最終的な音色を作るやり方です。
minimoogの場合、三つのオシレーターがあるので、同時に三つの音を発音できます。
モノフォニックといって、同時に一つの鍵盤しか使えない仕組みなんですが、鍵盤を一つ押せば最大三つの音が出るわけです。(Minimoog V originalはポリフォニックにもできるので複数使えます)
よく「音が厚い」なんて表現がありますけど、要は一つの音のように聞こえて、実際は複数の音が重なっている状態をいいます。
minimoogは三つの音を重ねることができるので「音が分厚い」わけです。
オシレーターの部分で音の高さを変えるチューニングができるので、そこでデチューン(ちょっとだけ音をずらすこと)してやれば音が厚くなります。
それと三番目のオシレーターはLFOとしても使うことが出来ます。
三番目のオシレーターのRANGEのノブをLOにすることで使えます。
オシレーターが三つもあるので、真ん中にミキサー(音をまぜあわせるところ)があります。
要はオンオフとボリューム調整です。
ノイズを混ぜることもできます。
フィルターの部分は上下二段に分かれていますが、上の方がフィルターで、カットオフ、レゾナンス、あとはフィルターのエンベロープです。
アマウントは全体的な量を設定します。
下段はアンプのエンベロープですね。
エンベロープとはADSRのことです。
Aはアタック、Dはディケイ、Sはサスティン、Rはリリース。
私はADSLの最後が違うって覚えましたw
(横軸が時間で0のところで鍵盤が押されて、Sの終わりで鍵盤が離されています)
これは何かというと要はボリュームをどうやって上げ下げするかっていう設定です。
minimoogの場合Rがありませんが、ディケイがリリースもかねています。
モジュレーションホイールの上にあるDecayスイッチをオンにすることで、リリースになります。
フィルターの場合はフィルターの係り具合をADSRで変えているわけです。
このあたりはNanostudioのedenシンセがグラフィカルに設定できるので、勉強になると思いますよ。
私も、大体はedenで勉強しました。
とりあえず、これだけ覚えておけば、どのアナログシンセでも同じように使えます。
iPadのanimoogでもエンベロープやフィルターの基本は同じです。
ちなみに右端についているソフトクリップのスイッチは、古い実機のアナログな音の歪みを再現するスイッチらしいです。