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2012年5月22日火曜日

NanoStudioでTB-303の音を作ってみた

NanoStudioはiOSで最高の作曲アプリだと思います。
でも、TB-303の音が無いんです!
プリセットで"Nano-303"なんて名前のヤツがありますけど、全然303してないんですよw
そのせいで、いろいろなTB-303エミュを搭載した作曲アプリ使ってみましたけど、どれも音はまあそこそこなんですが、使い勝手が良くない。
結局、パソコンのDAWまで手を出して、ようやく満足できましたが、ふと思ったんです。
「そうか!自分で作ればいいんだ」って。

以前の私はそもそも、本物のTB-303がどんな音を出すのかすらわからない状態でしたけど、今なら手元にTB-303エミュで有名なPhoscyonとabl2がある!
じゃあ、これに似せてみようとNanoStudioのシンセサイザー、edenをいじり倒しました。



これがその結果です。
自己採点するなら70点!
いやー、100点は無理でした。
もともとの波形の音が微妙に違う感じがする上に、フィルターのかかり具合も違うんですよね。
edenはレゾナンスのかかりが弱すぎて、そこだけ全然似てないんですよ。
最大まで上げてもピーって鳴らないんです。
まあでも、かなり追い込んでプリセットのNano-303よりは似せましたよ。
Nano-303は10点レベルなんですけどw
ちなみにTechnoBox2が98点、ReBirthが95点で、Tabletopは90点くらいの基準です。

えーと、画像だけではわからない細かい数値も書いておきます。
FILTER
CUTOFF 0.10
Q 0

FILTER ENVELOPE
ATTACK 0
DECAY 0.17
SUSTAIN 0
RELEASE 0
AMOUNT 0.12

AMP ENVELOPE
ATTACK 0
DECAY 1.00
SUSTAIN 0
RELEASE 0.10
AMOUNT 0.60

POLYPHONY
GLIDE TIME 0.32

細かい調整は今後の課題です。

特に苦労したのがフィルターの初期値と上限値ですね。
TB-303のカットオフとディケイは範囲がかなり狭いので上手く調整してやらないとタッチパッドでいい音が出ません。
タッチパッドの左にレゾナンスとカットオフ、右にエンベロープモジュレーションとディケイ。
Amountがエンベロープモジュレーションのことです。
アクセントはシーケンサーの機能なのでベロシティでなんとかしてください。

波形の切り替えはOSC AのWAVEFORMをSawからSquareにしてください。

打ち込みに関しては基本的に32分音符で打ち込んで、スライドさせたいところだけ16分音符で打ち込んでください。


そうするとスライドっぽくなります。
アクセントはベロシティを上げて対応してください。



とりあえずこれで、NanoStudioでもTB-303っぽい音が出せるようになりますよ!