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2012年12月11日火曜日

2012年、最もイノベーティブなアプリ"Audiobus"


ついに来ました!
一つのiPadで、複数のアプリを使った演奏から録音までを可能にする革新的なアプリ、Audiobusがリリースされました。
まあ、言葉で説明するより動画を見たほうがわかりやすいです。





なんとなくわかりましたか?

今までは、iPadのシンセアプリを録音するには、そのアプリに内蔵されている録音機能を使うか、アナログ信号として出力してパソコンなどで録音するしかありませんでした。
でも、このAudiobusを使えば、iPad一台で、複数のアプリを使って演奏して、そのまま録音も出来るようになるんです!
簡単に言うと、アプリ間のオーディオデータ入出力を仲介するアプリですね。

ただ、Audiobusに対応したアプリ同士でなければいけません。
ここだけ注意。

まあ、でもAudio copy/pasteやWistも最初は、対応アプリがほとんどありませんでしたけど、今では大抵のアプリが採用しつつあります。
Audiobusが普及するのも時間の問題でしょう。

何故なら「車輪の再発明」をしなくてすむからです。
車輪の再発明ってなんぞやっていうと「誰でも知っている一般的な機能を自分で1から作ること」です。
要するに無駄を省けるわけで、デベロッパーにもメリットがあります。

具体的な使用例を挙げると、例えば、ReBirthのライブ演奏をAudiobusを経由してMultiTrackDAWで録音したり、FunkBox Drum Machineでドラムトラックを再生しつつ、NLogSynth PROで演奏したものを録音したりもできます。

(これはReBirthから出た音をNLogSynthのテープ機能を使って録音するパターン。EFFECTSにはJamUp Pro XTとかを挟めて、エフェクターやアンプシミュを使えます)

つまりマルチトラックレコーダーで多重録音していくような感じです。

いまはまだeffectsやoutputに位置するアプリが少なすぎるので微妙ですけど、これからの発展を期待したいですね。
特に、オーディオが扱えるDAWアプリやMTRアプリの対応が増えればiPadの音楽制作が一気に進歩するはず。
問題点があるとすれば、有料アプリだということ。
根幹部分に位置するアプリが有料で850円というと、あまりお手軽なイメージは無いですよね。

ちなみにiPhoneでも使えますよ。
あとiPad2、iPhone4s以降の機種を推奨するらしいです。
メモリーの容量とかありますしね。

とりあえず、AudiobusとLoopy HDかMultiTrack DAWを買えば録音環境は手に入ります。
あとは、ドラムトラックが作れるFunkBoxかReBirthかDrumJam、ThumbJamと適当なシンセアプリがあれば、iPad一つでマルチトラックレコーディングが楽しめますよ。



対応アプリ



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