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2012年12月1日土曜日

ReBirth for iPad チュートリアル FINAL


ReBirthを使って1分で気持ちよくなれる方法をお教えします。
まず、以前に、いろいろ書いたチュートリアルは忘れてください。
ああゆう細かいことを気にするようなアプリじゃなかったんですよ、ReBirthは。
音楽の知識なんて、まったく無くても誰でも簡単に気持ちよく『音を楽しめる』楽器なんです。
過去にTB-303、TR-909が流行ったのも、きっと『誰にでもできた』からだと思います。

では、前置きはこのくらいにして、実際に楽しんでみましょう!

まず、用意するものがあります。

1.酒
2.iPad(miniは無理)
3.ReBirth
4.ヘッドフォン(理想は外付けスピーカー)

これだけです。
とりあえず、酒をぐいっとやってReBirthを立ち上げましょう。
iPad本体のボリュームは半分より大目で、うるさすぎない程度に大きくしましょう。

●ステップ1 下準備
My Songs画面で”Silent Default Song”を選びましょう。


なにもシーケンスが入っていないまっさらな状態ではじまります。
まず、一番最初にすることは『再生ボタンを押す』です。
最重要です。

そして『TB-303のディレイをMAX』にします。
この「MAXにする」というのは今後のキーワードです。
「こまけーことはいいんだよ!」が合言葉。

さらに『マスターボリュームにコンプ』をかけます。



これで下準備はOKです。

●ステップ2 TB-303を鳴らす
なにはともあれ、TB-303が鳴らないことには始まりません。
まず、PATTN EDITからRandomizeのPATTERNをタップ。
ノブがいじりやすいので上から二番目のTB-303を使いましょう。


すると、ボワンボワンと鳴り始めるはず。
パターンが気に入らなければ気に入るまでPATTERNをタップしましょう。
でも、ディレイがMAXのおかげで、大抵のパターンはそれなりにトリップ感がでているはず。
気に入ったパターンがでてきたら、PATTN EDIT画面を抜けて、ノブをいじり始めましょう。

ここで注意するのがMASTERのVU(ボリュームユニット)メーターです。
赤いランプがつくようなら音が大きすぎです。
MIXのフェーダーを赤いランプがつかない程度まで下げましょう。


さて、いよいよノブをいじりますが、多少コツがあります。
それは『焦ってグネグネと回さない』です。
ゆっくり、音の変化を味わうように、ゆっくりと動かしてみてください。
常にTB-303のどれかのノブは動かし続けるのが気持ちよくなるコツです。


各ノブの説明は、後で書きます。

まずは、音の変化を楽しんでください!(最重要)

●ステップ3 TR-909を鳴らす。
TB-303だけでは、さすがに飽きてきます。
適当にノブをいじった後はTR-909も鳴らしていきましょう。

まず、下準備から。
最初にBDのLEVELを「MAX」にします。
次にディストーションをONにします。
そして、左から1番目、5番目、9番目、13番目といわゆる「四つ打ち」にします。
ボタンを二回づつ押してランプを赤くしておきましょう。


これでもう曲の完成です!

キックの「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」にあわせて体を揺らしつつ、TB-303のノブを自由に回してみてください。
独特の高揚感が味わえるはず。
キックに飽きたら小節の終わりのタイミングでBDのLEVELのノブを”一気に”最小にしてミュートします。
すると、今までキックが刻んでいたビートが急になくなって、なんともいえない”浮遊感”がでます。
さらにTB-303のCUTOFFを左から徐々に右に開放つつ、最大になったら、小節の終わりのタイミングで一気にキックのLEVELをMAXに戻してみてください。
キックのビートが復活して、思わず体が動いてしまうはず。
飽きたら、またミュートです。
この寄せては返す”波”こそが音楽の一番原始的な面白さだと思います。

TB-303のオススメの回し方は二通りあります。
「CUTOFFとRESOのノブを左いっぱいに回しておいて、ゆっくりと両方のノブを同時に右に回していく」

「CUTOFFを半分より左に絞っておいて、RESOをゆっくりと自由に動かす」
です。
とりあえず、この二つをマスターしておけば、かなり楽しめますよ。



●ステップ4 さらに楽しむ
こっから先はある意味蛇足です。
読まなくても大丈夫。
でもまあ、一応書いておきましょう。

まず、キックだけのパターンに変化をつけてみましょうか。
クラップを5番目、13番目に入れます。
いわゆる「裏打ち」というやつです。
LEVELは上げすぎないほうがいいでしょう。
こうすると「ドッ、タッ、ドッ、タッ」とビートが変化します。
このクラップも、さきほどのキックと同じように、飽きたらLEVELを下げてミュートしてみてください。
これで、ベース、キック、クラップの三つの楽器がなる状態になりました。
つまりON/OFFを使い分けると11個のパターンがつくれます。
このパターンをいろいろ繋ぎ合わせて面白い展開を探してみてください。
慣れたら、他の楽器も足してみましょう。

あと、各ノブの効果も書いておきましょうか。

・TUNE
音の全体的な高さを決めます。
いわゆるチューニングです。
最初のうちは、あまりいじらないほうがいいでしょう。
慣れてきたら、何小節かごとにクイッとまわすとパターンの雰囲気が変わって良い感じになります。
グネグネとやたらと動かすのはよくないです。

・CUTOFF
メインその1、カットオフ・フリキュエンシーです。
高域の周波数を削って低域の周波数だけを通します。
左に回すとフィルターを「締めます」右に回すとフィルターを「開けます」
もうちょっとわかりやすく言うと右に回すと「ビビビ」で左に回すと「グググ」とこもった音になります。
普段は締め気味にして、曲を盛り上げたい時に開放してやるといいでしょう。

・RESO
メインその2、レゾナンスです。
カットオフで削った周波数を一部だけ増幅して、強調します。
左に回すと音が小さくなって、右に回すと音が大きくなります。
カットオフと連動していて、カットオフが左だと低い音が、右だと高い音が増幅します。
基本的に、レゾナンスを絶えず動かしてやると変化がついて面白いです。

・ENV.MOD
エンベロープモジュレーション。
エンベロープと呼ばれるフィルターの時間変化の量を決める。
左に回すとアタック音が弱くなって、右に回すとアタック音が強くなります。
ビヨビヨと音にメリハリをつけたい場合は右に回すといいでしょう。

・DECAY
ディケイ。
フィルターの減衰時間の長さを決める。
左に回すと「ビッ」、右に回すと「ビョッ」と音色の変化が伸びます。
エンベロープモジュレーションと連動していて、ENV.MODが大きければ大きいほど、減衰幅が大きくなります。
音に粘りを出したいときは右に回してやるといいです。
左に回すと、歯切れの良い音になります。

・ACCENT
アクセントを指定した音の大きさを決めます。
右に回すとより強く発音されます。
基本的に0かMAXでOK。



最後に、演奏の終わり方を教えておきましょう。
終わり方はとても重要です。
といっても簡単で、ドラムを全てミュートしてからカットオフとレゾナンスを左に回しきって、最後にボリュームのフェーダーをゆっくりと下げていき、フェードアウトさせるだけです。
いままでの興奮状態がゆっくりと落ち着いていくのがわかると思います。
まあ、ラジオ体操の最後の深呼吸みたいなもんですよw



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