SketchTimeはペイントアプリじゃなくて紙とペンとマーカーそのものなんですよ。
それがよくわかりました。
レイヤーもカラーピッカーも無いけれど、それでよかったんです。
紙にレイヤーがありますか?
ないですよね?
でも絵は描けます。
紙にペン画を描くとき、どうしますか?
鉛筆で薄く下書きしますよね?
同じことしたら良いんです。
鉛筆はありませんから、代用でマーカーの一番薄い灰色を使ってください。
マーカーは半透明なのでペンよりかなり薄く描けます。
それで、大体下書きしたらペン入れです。
どうです?ほとんど下書きの線が目立たないでしょう?
レイヤーは、いりませんでした。
もう一度、書きます。
レイヤーは、いりませんでした。
そして、やってみると、その方が自然で描きやすかったです。
まるでスケッチブックに絵を描いているような感じなので。
この線画にマーカーで色を塗っていきます。
カラーピッカーが無いから選べる色が少ない?
問題ありません。
これは本当にマーカーなんです。
コピックなどの市販のマーカーは色が1677万色もあったりしません。
そこは重ね塗りで解決します。
丁寧に色を重ねていけば、より深い色合いになっていきます。
マーカーのタイプも乗算タイプとスクリーンタイプが選べるので、黒い線を汚しません。
もっかい書きます。
レイヤーは、いりませんでした。
そしてカラーピッカーも、いりませんでした。
目からうろことはまさにこのこと。
ペイントアプリにレイヤーやカラーピッカーは必須じゃありませんでした。
必須だと思い込んでいただけです。
SketchTimeがあれば、iPodはロディアとピグマとコピックになります。
iPhoneアプリにはSketchBook MobileやBrushesとかArtStudioとかArtrageとかIbisPaintとかSketch Clubとか多数ありますが、iPhone/iPodの小さい画面であんな複雑な機能はいらなかったんです。
iPhone/iPod touchでスケッチするなら、これ以上のアプリは必要なかったです。
もちろんiPadのような大画面だと、もっと高機能なアプリの方が便利だし、やれることも増えます。
でも、iPhone/iPodには、いらないと思いました。
さて、ここまでSketchTimeの褒め殺し的文章ばかりでしたが、使ってみると、いろいろ問題点もありました。
まず、無駄な無限アンドゥ。
これいらないでしょ?
そんなに戻さないし、これのせいで長時間使うと動作がどんどん重くなっていきます。
たまにセーブしてアンドゥのデータをクリアしてやらないといけなくなります。
あと、無駄なリプレイ機能。
これもいらないです。
これのせいで一枚のデータが5MBくらいになってるんじゃないかなぁ。
このへん、製作者にメールしてみようと思います。