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2012年3月15日木曜日

SketchTimeで頑張って描いてみた

SketchTimeはペイントアプリじゃなくて紙とペンとマーカーそのものなんですよ。
それがよくわかりました。


 レイヤーもカラーピッカーも無いけれど、それでよかったんです。
紙にレイヤーがありますか?
ないですよね?
でも絵は描けます。

紙にペン画を描くとき、どうしますか?
鉛筆で薄く下書きしますよね?
同じことしたら良いんです。
鉛筆はありませんから、代用でマーカーの一番薄い灰色を使ってください。
マーカーは半透明なのでペンよりかなり薄く描けます。
それで、大体下書きしたらペン入れです。
どうです?ほとんど下書きの線が目立たないでしょう?

レイヤーは、いりませんでした。

もう一度、書きます。

レイヤーは、いりませんでした。

そして、やってみると、その方が自然で描きやすかったです。
まるでスケッチブックに絵を描いているような感じなので。

この線画にマーカーで色を塗っていきます。
カラーピッカーが無いから選べる色が少ない?
問題ありません。
これは本当にマーカーなんです。
コピックなどの市販のマーカーは色が1677万色もあったりしません。
そこは重ね塗りで解決します。
丁寧に色を重ねていけば、より深い色合いになっていきます。
マーカーのタイプも乗算タイプとスクリーンタイプが選べるので、黒い線を汚しません。
もっかい書きます。

レイヤーは、いりませんでした。
そしてカラーピッカーも、いりませんでした。

目からうろことはまさにこのこと。
ペイントアプリにレイヤーやカラーピッカーは必須じゃありませんでした。
必須だと思い込んでいただけです。

SketchTimeがあれば、iPodはロディアとピグマとコピックになります。
iPhoneアプリにはSketchBook MobileやBrushesとかArtStudioとかArtrageとかIbisPaintとかSketch Clubとか多数ありますが、iPhone/iPodの小さい画面であんな複雑な機能はいらなかったんです。
iPhone/iPod touchでスケッチするなら、これ以上のアプリは必要なかったです。

もちろんiPadのような大画面だと、もっと高機能なアプリの方が便利だし、やれることも増えます。
でも、iPhone/iPodには、いらないと思いました。

さて、ここまでSketchTimeの褒め殺し的文章ばかりでしたが、使ってみると、いろいろ問題点もありました。
まず、無駄な無限アンドゥ。
これいらないでしょ?
そんなに戻さないし、これのせいで長時間使うと動作がどんどん重くなっていきます。
たまにセーブしてアンドゥのデータをクリアしてやらないといけなくなります。

あと、無駄なリプレイ機能。
これもいらないです。
これのせいで一枚のデータが5MBくらいになってるんじゃないかなぁ。

このへん、製作者にメールしてみようと思います。